第96回 太平山コース
ハイキング
2月13日 参加者5名
東武日光線の新大平下駅で電車を降りると空気の冷たさに思わず身震い。30分ほど市街を歩いて、客人神社の側にある太平山登山口に着いた。今回は大平山神社の参道の石段を上ることにした。
長い長い階段を上がると謙信平に着いた。「陸の松島のよう」と言われた謙信平は西に富士山、東に筑波山、近くに三毳山などが見えて、関東平野を見渡す眺望だ。更に石段を登り、太平山神社に着いた。ここは本殿の他に天満宮、稲荷宮、八幡宮など様々な社があり、たくさんの神様を祀っている。ここからの眺めも良い。更に太平山山頂を目指す。
山頂には富士浅間神社の社があり、木々に囲まれているので、眺望は良くなかった。ここで早めの昼食をとった。空気は冷たいが、日当たりは暖かくて気持ちが良かった。暫し休憩後、急坂をぐみの木峠まで下り、分岐を大中寺に向かった。大中寺も由緒のある大きな寺だった。平地に下りた所で、太平山、ぐみの木峠、晃石山と振り返ると晃石山の上空を数機のパラグライダーが旋回していた。さぞかし気持ちいいだろうと羨ましかった。予定通り無事に帰宅。
第95回 金勝山・小川町コース
ハイキング
1月16日 参加者6名
お正月のハイキングということで、小川町の割烹旅館で名物の「忠七めし」を昼食に食べることにした。金勝山は官ノ倉山とセットで登ることが多いが、今回は午前中に山登りを終えるために、金勝山だけになった。
東武竹沢駅から500mほどで、東登山口があり、山の中へ入っていく。山道はたくさんの落ち葉で覆われていて、足元の石や木の根などが良く見えない。足を滑らせないよう、慎重に歩く。丸木で土留めした階段が頂上まで続いていた。山頂からの眺望は良く、東京のビル群まで見える。富士山は山の陰になって見えなかった。残念。ひと休みして元気プラザの脇を通って下山。
11時30分に割烹旅館二葉に到着。忠七めしは海苔がまざった温かいご飯につゆをかけて、お茶漬けのように食べる。あっさりしていて食べ易い。2回もお代わりしてしまった。お腹も気持ちも満足して帰路についた。
第94回 御岳山・日の出山
コース ハイキング
12月5日 参加者7名
大宮駅に6時10分に集合して3時間弱でケーブルカー御岳山駅に到着した。東京の端までは遠い。曇りなので、じっとしていると寒い。すぐ準備体操をして、御嶽神社を目指して歩き始めた。
沢山の宿坊の中を歩いていく。この時期ほとんど営業していないようだ。鳥居前広場から本殿まで長い階段が待っていた。階段を上りきると立派な本殿があった。ここからの眺めも良い。御岳山山頂の石碑は旧殿の脇にひっそりとあり、見つけるのに苦労した。ハイキングの無事をお願いして、日の出山へ向かう。
案内標識は整っていて分かり易い。日の出山の山頂前に石段が待っていた。山頂は広場で、東屋とベンチがある。360度眺望できる。今日は曇りで富士山は見えなかったが、晴れていればかなり遠くまで見えるだろう。昼食後、下山。それほど急坂もなく、歩き易い道だった。予定の帰りのバスに乗れた。
第93回 高尾山コース
ハイキング
11月14日 参加者5名
7日の催行予定が雨で14日になり、参加者が減ってしまった。 ケーブルカーの清滝駅前広場には「もみじまつり」の横断幕が張られ、盛んに宣伝しているが、今年は猛暑のせいか、紅葉が始まったばかりだ。平日だが人が多い。一般人以外に小学生や中学生の塊ができている。
広場の左側を進んでいくと、6号路の入口に「高尾山琵琶瀧水行道場」の立派な石柱が立っている。沢沿いのなだらかな坂を進んでいくと右側に一筋の滝が現れた。滝行の滝らしく、注連縄が飾られている。徐々に道幅が狭くなり勾配もきつくなっていく。いつもは自分たちの周りには他人がいないのだが、今回は列をなして登っていく。5号路に合流する手前に木製の長い階段があり、今回のコースで一番きつかった。
高尾山山頂は東西に長い広場で、一番奥に展望台がある。ここからの富士山の眺めは素晴らしかった。ここではハイキングの服装をしているのは少数派だ。街中の服装が大半で、小中学生はジャージーだ。早い昼食を食べて、吊橋のある4号路を下った。こちらも紅葉していない。予定より1時間早く、高尾山口駅に着いた。今回は体力的にも余裕をもって山登りができた。紅葉が見れなかったのが残念だ。
第92回 唐沢山コースハイキング
10月17日 参加者7名。
東武佐野線の多田駅は無人駅で、周囲には何も無い。数台の自転車が駅前に並んでいるだけ。東へ歩いて秋山川を渡った。秋山川は幅2mほどで、川床が浅く、綺麗な水が白波を立てて流れていた。工業団地の中を歩いて京路戸公園でひと休み。
ここから山へ入る。山の中腹に沢山の太陽光発電パネルが設置されている。30分ほどで京路戸峠に着いた。眼下に工業団地が見える。次の見晴休憩所を目指す。アップダウンを繰り返しながら、尾根道を登っていく。階段が多い。1時間ほどで電波塔がある見晴休憩所に着いた。テーブルとベンチがある。残念なことに周りは木立に囲まれていて見晴らしがすこぶる悪い。
ここから唐沢山へは45分くらいだ。40分歩いた所で、明らかに林道を下っていることに気づいた。途中に、地図に無い東京農工大の施設があったし。地図を確かめてみると、奥唐沢キャンプ場の手前で林道に迷い込んで、唐沢山の裾野まで下りて来ていた。12時を廻っているので、登り直すには時間が足りないと判断し、農業用ため池のそばの東屋で昼食を食べて下山した。道中のザクロの木はどれも実が鈴なりで、熟して割れているものもあった。田沼駅の側の公園には「日本列島中心の町」の石碑があり、佐野市田沼町は最北端の地と最南端の地から等距離にあるようだ。
唐沢山城址は広くて見どころが多くあるようなので、機会をみて訪れたい。
第91回 子の権現・竹寺コース ハイキング
9月12日 参加者5名。
小殿バス停で降りて、3分ほど歩くと右側に竹寺への登山口がある。竹の杖が用意されている。山に入ると樹林の日陰で涼しくなるが、急な登りなので、すぐ汗がぽたぽた滴り落ちる。入間川を挟んだ対面の山の中腹に鳥居観音の観音像と寺院の建物が見える。更に登っていくと茅葺屋根の牛頭天王本殿の裏に出た。石段下に茅の輪を取り付けた鳥居、さらに下に本坊などの屋根が見える。参拝者は他に誰もいなかった。
休憩後、子の権現へ向かう。アップダウンのある樹林の尾根道で、息が少し楽になる。赤土のところは道の中央が水の流れでかなり深く掘られていて、転ばないよう慎重に歩く。豆口峠には「神送り場」の解説板があった。ひと休み後、尾根を更に進む。小鳥のさえずりが聞こえるようになった。広葉樹が増えたようだ。子の権現の道標が増えてきて、黒門に着いた。境内に入っていくと参拝者がちらほら居る。ハイキングのグループも居た。参拝をすますと12時半だった。さすがにお腹が空いている。
昼食を食べる浅見茶屋を目指す。急斜面をジグザグにどんどん下っていくと、渓流にぶつかる。渓流沿いに下っていくと民家が見えてきた。道端にはシュウカイドウのピンク色の花が沢山咲いていた。古民家を利用した浅見茶屋はマイカーの客が大勢来ていた。ここで武蔵野うどん(つけ麺)を食べてみんな満足。吾妻駅で予定の電車に乗った。猛暑の中に戻りたくないな~。
第90回 立山・室堂平コース ハイキング
8月1日~2日(1泊2日) 参加者8名。
1日目。朝一番の北陸新幹線で富山駅へ。富山地方鉄道の「特急たてやま」は鮮やかな色の古い車体で左右に揺れながらゆっくりと真っすぐ走る。線路はどこまでも真っすぐ。120人乗りのケーブルカーは観光客で満員。高原バスも満席。車窓から称名滝を見ることが出来て、ラッキー。予定時刻通り、室堂ターミナルに到着。外国の観光客も多い。
昼食に立山そばを食べて、室堂散策に出発。道は石をモルタルで固めた石畳風で、石が飛び出していて歩きにくい。みくりが池は水面が濃い青で、立山がギザギザに写っている。みくりが池温泉の麓には噴出している蒸気や真っ青な池が見えたが、火山ガス濃度が高くて、立ち入り禁止だった。みどりが池を過ぎたあたりからぽつりぽつりと雨粒が落ちてきた。急ぎ足で室堂ターミナルに戻った時にはザーザー降りになった。
15分後には雨も上がり、青空になったので、少し早いが一の越山荘に入ることにした。一の越に向かう道は、山登りの人だけになった。立山室堂山荘付近でまたぽつりぽつり雨が降ってきた。道の勾配が急になり、一の越山荘に近づくほど、雨は本降りになった。山荘の建物が見えてきたら雹が降ってきた。下半身ずぶ濡れで山荘に着いた。乾燥室に濡れたものはすべて干して、ホットココアでひと息ついた。
2日目。5時過ぎに明るくなってきたので、外に出てみた。周りの山々や雲がオレンジ色に染まってきたが、一の越は雄山の陰なので、太陽は見れなかった、残念。風が強く、気温も低いので体が冷たくなってきた。晴れて、気温も低くて、山登り日和だ。
水など必需品を持って、7時に山荘を出発。登り口から山頂までずっとガレ場が続いている。滑らないように一歩一歩足場を確かめながら登っていく。すぐに息が切れる。休憩と登りを繰り返していくうちに、ケルンがある傾斜が緩やかになった広場に着いた。ここで周りを眺める余裕ができた。下を覗くと山荘が良く見える。登ってきた道は岩が邪魔して見えない。道のりは後半分。ゆっくり登っていく。
岩の隙間に青紫色のイワギキョウが咲いている。山頂の建物が見えてくる。息が一段と苦しくなる。山頂に雄山神社峰本社が鎮座していて神主が常駐している。参観料を納めて、お祓いをしてもらった。ここからの眺めは素晴らしかった。この場に立って初めて見られる景色だ。いつまでも眺めていたい。いつも素晴らしい体験を案内してくれる石川さんに感謝。いつも怪我無くハイキングできているクラブの皆さん全員に感謝。
第89回大高山・天覚山コース ハイキング
7月4日 参加者7名。
今回は8月の立山・室堂平ハイキングの脚馴らしとして選んだコースで、スタートから標高差260mの急な登りと最後の標高差316mの急な下りが特徴だ。西武秩父線の吾野駅を9時に出発。すぐに山に入る。前夜の雨で山道には水が流れた跡があり、随所に枝や葉っぱが溜まっている。スリップに注意する。気温はそんなに高くないのに、湿度が高い。すぐに汗ばんでくる。急坂が続き、発汗量が多いので、いつもより休憩回数を多くする。前坂に10時半に到着、予定通り。
ここから風が吹くようになって、蒸し暑さが和らいだ。大高山山頂手前は木の根が露出した急坂だ。山頂に11時半到着。山頂は狭く、周りを木立で囲まれていて眺望は良くない。昼食をとった。尾根道の急坂を下って、急坂を登りなおして大岩に12時半に到着。ここからも予想に反した大きなアップダウンの繰り返しが続く。広葉樹が増えて、鳥の鳴き声が聞こえるようになった。天覚山に着いてもよい時間なのにアップダウンが続いている。道標も見当たらない。体が疲れてきて脚が重くなった。
また木の根が露出した急坂が現れて、そこを登り切ったら天覚山山頂だった。14時20分だ。予定は13時着だったのに。山頂にはベンチがあり、南側が開けていて眺望はよい。山頂のすぐ下に両峯神社跡の広場がある。更に尾根道のアップダウンを繰り返して東吾野駅に15時40分に到着。今回はぎりぎりで歩き通すことができた。
第88回 鐘撞堂山コース ハイキング
6月6日 参加者9名。
東武東上線の寄居駅を出ると目の前に大きな8階建てのビル。寄居町役場だった。曇りだが湿度が高くじっとりする。ウォーミングアップして、舗装路を大正池まで出発。40分ほどで大正池に到着、小休憩。灌漑用のため池だが、山に囲まれていて周りに農耕地があまり見当たらない。
ここから山道になり、竹炭工房の脇を通って尾根にでる。山の中は気温が下がって、じっとり感が無い。ウグイスなど鳥のさえずりがにぎやかだ。円良田湖方面分岐を過ぎると、山頂までの石段が現れた。山頂には展望台、東屋、鐘撞所がある。多くのハイカーが来ていた。山間に目立つ建物はホンダ寄居工場。遠くは靄がかかってはっきりと見えない。昼食後、円良田湖へ向かう。
山道はゆるやかで、歩き易かった。円良田湖は湖面に筏が並んでいて、釣りをしていた。小休憩後、寄居駅に向かう。オレンジ色の花が咲いたザクロ、青い梅に似た実をつけた胡桃、いろいろな花花、今回は彩りのあるハイキングだった。
第87回 大霧山コース ハイキング
5月9日 参加者7名。
東武東上線の小川町駅を出ると、バス停には15人ほどが既に並んでいた。皆ハイキングの装い。橋場バス停で下車、ウォーミングアップをして出発。今日も天候に恵まれ晴天、空気は冷たい。標高差がいつもよりあり、登りが長いのでおしゃべりしながら登るゆっくりペースで行くことにした。今回の山道はよく整備されていて、分岐には道標が設置されている。迷うことはなかった。
ウグイスなどの鳥の囀りを聴きながら、木漏れ日の中を登っていく。90分ほどで粥仁田峠に着いた。ここから道は急になる。尾根道を歩くことが多くなる。残念なことにヤマツツジは時期が過ぎて咲いていない。緑が鮮やかで綺麗なのだが、彩りが無い。木立の間から近くに堂平山、遠くに西武ドームが望める。50分ほど歩いて大霧山山頂に着いた。
ベンチがあり、平らになっている。西・北方向が開けていて奥秩父の山々が望めた。先が長いので、ここは休憩だけにして、旧定峰峠で昼食を食べることにした。尾根道では冷たい風が少し強くなってきた。アップダウンを繰り返して着いた旧定峰峠には岩板に囲まれた祠があった。昼食後、ここから経塚バス停に下ろうと提案があり、皆が賛成したので、エスケープルートを行くことにした。
このルートは人があまり通らないようで、落ち葉が厚く積もり、小枝が沢山散らばっていた。ロープが設置してある急坂も多い。途中で杉の木に巻き付いた太い蔓のようなものを見た。巻き付かれた杉は枯れていくようだ。初めてみるものだ。また葉がついていない枝だけが残っている杉の樹林もあった。1時間ほどでバス停に着いた。脚が痛くなってきた人がいたので、ルート短縮は正解だった。
第86回 官ノ倉山コース ハイキング
4月4日 参加者7名。
東武東上線の東武竹沢駅を9時少し過ぎに出発。桜の花びらの薄いピンク色と若葉の黄緑色が混ざって美しい。白や深紅のモクレン、朱色のボケ、道端には黄色の菜の花、白と黄色のスイセンやピンク色や青色の花々など一気に花が咲き乱れる季節に入った。
三光神社は御堂の正面を斜めにかしいだ大杉が隠している。天王沼はせっかく桜の花びらが水面に降っているのに、水が濁っていて残念だった。官ノ倉峠までは杉林の中の山道で歩き易かった。そこから官ノ倉山山頂までは根が露出した急坂で息が切れた。山頂から東側正面に石尊山が見え、他の方面は遠くの山々がよく見える。急坂を下って登ると石尊山山頂だ。山頂には丹沢・大山の阿夫利神社の小祠が祀られている。展望が良いが春霞で遠くがぼやけている。
鎖が設置された急坂を下り、谷沿いの道を行くと山の斜面に祠が設置された北向不動があった。下でお参りして、杉林の中の林道を下った。途中の竹林では食べたら美味しそうなタケノコがいくつも顔を出していた。14時小川町駅到着。晴天と清々しい空気でゆったりとした時間を過ごすことが出来た。